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経済活動の緩やかな回復と見本市の再開に期待

2021/07/26

国際見本市主催会社のメッセフランクフルト(ウォルフガング・マルツィン(Wolfgang Marzin)代表取締役社長 兼 最高経営責任者)は2021年6月28日、2020年度のグループ売上高が約2億5700万ユーロ(約334億円)になったことを発表しました。「世界中で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済活動の正常化が急がれています。国・地域によって見通しは異なりますが、2022年にはすべての見本市を再開できると確信しています」と述べたウォルフガング・マルツィンは、2022年の売上目標について5億ユーロ以上であるとの見通しを発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大はメッセフランクフルトグループの成長に急ブレーキをかけることになりました。2020年3月以降、ドイツ・フランクフルトでは見本市を開催することができず、中国や日本など一部地域でのみ開催を続けてきました。非常に厳しいこの状況を乗り越えるため、メッセフランクフルトグループは積極的に費用削減に取り組んできました。そして、このような状況下でも株主であるフランクフルト市とヘッセン州の理解と支援により、新型コロナウイルスの収束後を見据えた成長戦略を進めることができています。感染状況の改善と規制緩和によって、2021年下期からはフランクフルトでも見本市開催が再開される予定です。

フランクフルト市長 兼 メッセフランクフルト経営諮問委員会代表のピーター・フェルドマン(Peter Feldmann)は「フランクフルトとライン=マイン地方の主要な経済活動の一つであるメッセフランクフルトの見本市、カンファレンス、その他すべてのイベントは、世界にとっても欠かせない重要な役割を担ってきました。新型コロナウイルスの収束後、メッセフランクフルトが今まで以上にその役割を果たすことになると確信しています」と強調しました。

取締役のデトレフ・ブラウン(Detlef Braun)は「新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中で多くの見本市がデジタル形式で開催されましたが、1年以上にわたる状況に人々はデジタル化に疲労を感じ、ビジネスにおけるface to faceのコミュニケーションの必要性と重要性が再認識されています。地域によっては渡航制限が残る期間は、従来通りの見本市とデジタル見本市の両方の機能を持たせたハイブリッド形式での見本市開催が重要な役割を果たしていくと考えています」と述べました。メッセフランクフルトでは、今年7月5日-9日に「Frankfurt Fashion Week」をデジタル形式にて開催しました。また、9月の「Automechanika Frankfurt Digital Plus」では、リアル展示とデジタルのハイブリッド形式での開催を予定しており、国境を越えたビジネスの場を提供します。

メッセフランクフルトグループの強みは、30年以上にわたり世界の主要都市で見本市を開催してきた実績と、強固に構築されたグローバルネットワークです。コロナ禍においても事業拡大に乗り出し、2020年以降に23本の見本市を新しく立ち上げました。メッセフランクフルトグループはこれからもフランクフルトを中心に見本市を通じてさまざまな産業の発展に貢献します。


メッセフランクフルトについて
メッセフランクフルトは、800年以上にわたり見本市会場として親しまれるドイツ・フランクフルト市に本社を構える世界最大級の国際見本市主催会社です。約40万平方メートルの見本市会場を自社で所有し、同社株の60%をフランクフルト市、40%をヘッセン州が保有しています。グループ全体で世界中に29の拠点と約2,450人の従業員を有し、2019年の売上高は過去最高の7億3,600万ユーロを記録しました。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年は、約2億5,700万ユーロの売上高を計上しました。コロナ禍の厳しい状況の中でも、グローバルネットワークを活かして各業界と密接な関係を保ち、顧客のビジネス拡大に貢献しています。また、新たなビジネスモデルとしてデジタル事業の構築にも注力しています。見本市主催事業以外にも会場の貸出、施工、マーケティング、スタッフサービスやケータリングなど、幅広いサービスを提供し、顧客のニーズに合わせてビジネスをサポートしています。より詳細な情報は公式ウェブサイトをご覧ください。www.messefrankfurt.com