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メッセフランクフルトが今年度グループ売上予測を7憶3,300万ユーロと発表

2019/12/03

メッセフランクフルトは2019年会計年度も安定した成長を見せ、世界各国で400本以上の見本市やイベントを開催し、約99,000社の出展者、500万人の来場者を動員、その売上高は約7憶3,300ユーロになると予想されています。さらにホール5のリニューアル、新たに設置される南エントランス周辺にはホテルとオフィスを兼ね備えた高層ビルの新設も予定され、フランクフルト見本市会場は世界でも類を見ない都心部にある最先端の見本市・会議施設として今後も注目を集めることとなります。

フランクフルト市長兼メッセフランクフルト経営諮問委員会の代表であるピーター・フェルドマン(Peter Feldmann)は、これらの結果を受け次のようにコメントしています。「メッセフランクフルトは、見本市会場を所有する世界最大の見本市主催者というだけでなく、ドイツ公営見本市会社としては唯一長年にわたり財政的に自立した経営をしてきました。見本市がもたらすビジネスのみならず社会的にも持続可能な相乗効果を生み出すべく、高い戦略性を持って活動しています。2019年度に再び記録的な売上高を達成することは、とりもなおさず市や州、そして国への貢献に他なりません。メッセフランクフルトの見本市やイベントは、毎年、ドイツ国内に36億ユーロの経済効果を生みだし、フランクフルト市内だけでも18,500名もの雇用を創出しているとみられています。」

メッセフランクフルトは海外市場でのシェア獲得においても同様に安定した成長をみせています。メッセフランクフルト代表取締役社長兼最高経営責任者のウォルフガング・マルツィン(Wolfgang Marzin):「私たちの既存見本市が成長しているのは言うまでもなく、他見本市のM&Aも好調に推移しています。2010年以降、46本の見本市を買収しましたが、そのどれもが我々のノウハウと投資によって力強く成長しています。2019年会計年度には過去最多の計155本の見本市を世界各国で主催し、約7憶3,300ユーロの過去最高の売上が見込まれています。これは対昨年比2%、1,500万ユーロの伸びであり、純利益で5,400万ユーロ、EBITDA(利息、税金、減価償却費および償却前の利益)で約1億3,400万ユーロの年間純利益となります。こうしたわが社の成長には、サスティナビリティ、エネルギー効率、モビリティを重要テーマとした見本市会場運営会社としての積極的な取り組みも少なからず貢献していることは言うまでもありません。」

取締役デトレフ・ブラウン(Detlef Braun):「メッセフランクフルトが主催する見本市の最大の特長は、その国際性の豊かさと質の高い来場者です。特にフランクフルト開催の見本市では、平均75%の出展者、57%の来場者がドイツ国外から参加しています。またわが社では引き続き、世界中の可能性のある産業界や地域への進出に力を入れていきます。2020年にはアフリカにも進出し、その第一歩としてセキュリティ技術の見本市である「ASEC supported by Intersec」をモロッコの首都、ラバトで開催します。2019年から2020年にかけて、現在のところ23本の新規見本市が計画されています。」

今後の事業運営についても、デトレフ・ブラウンはこう続けます。「メッセフランクフルトは主催する見本市の産業界と深いコミュニケーションを保ち、関連企業が必要とする業界動向などの情報を蓄え、あらゆるプラットフォームを駆使して発信し、顧客に届けています。また、テキスタイル関連見本市(Texperties Network)では、2020年にかけて、コンシャス・ファッション・キャンペーンと国連パートナーシップ事務所と協業し、世界各国で開催される58本の見本市で、22,000社以上の出展者とともに、国際連合が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の実現をめざした活動をしていきます。」

2019年会計年度には、フランクフルト見本市会場では最先端の医療、科学関連会議を含め約250もの他主催者によるイベントが開催されました。2020年の6月には12,000人以上の参加が予定される第25回欧州血液学会議を、続いて15,000人以上が参加する欧州リウマチ学会議2020を迎える予定です。

フランクフルト国際見本市会場の増改築計画も最終段階に入っています。ウォルフガング・マルツィンは本件について次のように語っています。「過去30年にわたりフランクフルト市の中心に位置する見本市会場の魅力を最大限引き出すべく努力を重ねてきました。私たちが増改築に大きな投資をしてきたことは、市の付加価値を高めることに貢献し、同時に会場の評価をも不動のものにしました。改築中のホール5は2023年中盤にお披露目できる予定です。また2024年までには会場に新たに南エントランスが設置され、近隣のヨーロッパアリー通りには、グスタフゼック財団との共同プロジェクトの一環として、33階建ての高層ホテル/オフィスビルを竣工予定です。」

メッセフランクフルト・グループは2020年も、強力な見本市/イベントのラインナップで、あらゆる産業界の発展に貢献します。

詳細情報は、以下のオンライン・ニュースルームでご覧ください:
http://m-es.se/Ed3w

メッセフランクフルトについて
メッセフランクフルトは、自社で国際見本市会場を保有し、年間売上高約7億3,300万ユーロ*を誇る、世界でも有数の見本市主催会社です。世界中に30の拠点を持ち、全体で2,600人*を超える従業員が働くメッセフランクフルトは、グループのネットワークを活かして各国間で連携を取りながら、見本市&イベント、地域性、サービスの3つの枠組みで、各地であらゆる産業界を牽引する見本市を開催しています。見本市運営だけでなく、デジタル事業にも注力しているほか、会場の貸出から、施工、マーケティング、スタッフサービスやケータリングまで、多角的に顧客企業のビジネスをサポートしています。メッセフランクフルトは、ドイツ・フランクフルトに本社を置き、同社株の60%をフランクフルト市、40%をヘッセン州が保有しています。
より詳細な情報は公式ウェブサイトをご覧ください。www.messefrankfurt.com
*2019年暫定数値