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2018 年、メッセフランクフルトは売上高7 億ユーロ達成を目指します

2018/07/11

ドイツ・フランクフルトに拠点を置く、国際見本市会社メッセフランクフルトは、6 月19日に2017 年の業績と2018 年の見通しについての記者発表を行い、2017 年のグループ売上高が6 億6,900 万ユーロ(約851 億円)に達したことを発表しました。順調に推移してきた2018 年上半期の結果を踏まえて、下半期も好調なスタートを切っています。

2010 年以降、メッセフランクフルトグループの売上は4 億4,800 万ユーロから6 億6,900 万ユーロと約50%の増加を見せています。当期純利益は4,100 万ユーロ(約52 億3,200 万円)で、過去2 番目に高い数値を記録しました。メッセフランクフルト代表取締役社長兼最高経営責任者ウォルフガング・マルツィンは、メッセフランクフルトグループがかかげる3 つの分野への挑戦「メッセフランクフルトグループが深く関わってきた7 つの産業分野に関する見本市のさらなる成長」、「選ばれる見本市会場」そして「質の高いサービス」の達成に向けて挑戦していくと発表しました。

メッセフランクフルトはイギリスに現地支店を新設、中国には既存の上海、北京支店に続いてさらに北京に新しく合弁会社(Messe Frankfurt Traders-Link (Beijing) Co Ltd)を設立しました。今年、メッセフランクフルトは25 本の新しい見本市を戦略的にスタートさせました。世界に広がるメッセフランクフルトグループ内でのシナジー効果が我々の強みであり、持続可能な成長を加速しています。

海外からの出展企業の多さが国際性を高めています

取締役デトレフ・ブラウンは、このまま順調に推移すれば、昨年に2018 年の目標として掲げた出展者数95,000 社を上回る可能性もある。見本市・イベント業界内で当社は世界の主要な成長国で積極的に展開しており、当社の見本市はその国際性と顧客満足度の高さを誇ると同時に市場の「厚み」を形成していると述べています。チャレンジングな市場においてもメッセフランクフルトは顧客のマーケティングパートナーとして、点と点をつなぐことにより新しいプロジェクトや新しいビジネスモデルの実現に貢献すべく取り組んでいます。

『SPS IPC Drives』はファクトリーオートメーション業界をリードする見本市としてニュルンベルグで開催されてきましたが、本見本市は現在イタリア(パルマ)、中国(上海と広州)、インド(ムンバイ)、アラブ首長国連邦(ドバイ)の5 都市で開催されており、顧客に中長期のビジネスプランを展望できる貴重な機会を提供しています。また、3D プリンティング等の積層・造形加工技術と次世代の知的工業生産プロセスの見本市『フォームネクスト(Formnext)』は短期間で国際的な地位を確立し、さらに多くの出展者を迎えて11 月に開催されます。

毎年、約240 のイベントがフランクフルト国際見本市会場で開催されています

フランクフルト国際見本市会場では毎年約240 ものイベントが開催されており、稼働
率は好調に推移しています。当社はフランクフルト市と協力して、国際見本市の中心
地としてのフランクフルト市の知名度をさらに上げることを目標にしています。その一例として、ヨーロッパで開催される主要医学会の1 つである『EULAR 2020(ヨーロッパリウマチ学会)』の誘致に成功しました。この学会には約15,000 名の参加者が見込まれています。また、フランクフルト国際見本市会場で最も長い109 年の歴史をもつFesthalle は、「The Live Entertainment Award 2018」で「The Hall of the Year」を授賞しました。

約2 年間におよぶ建設工事を経て、間もなく「ホール12」が今年9 月の『アウトメカニカ(Automechanika)』でこけら落としを迎えます。取締役ウベ・ベームは、世界水準のクオリティーを誇るホール12 は当社とフランクフルト国際見本市会場を使用するすべての主催者にイベント成功のための理想的な環境と新たな可能性を提供できる。顧客の課題を解決するためのさらに「質の高いサービス」を提供することが可能になる、と述べています。

最後にウォルフガング・マルツィンは、メッセフランクフルトグループの強みの一つは、持続的な成長、我々は常に顧客のニーズを学び、顧客と共に新しいアイディアやイノベーションに取り組む。顧客が見本市への出展から大きな成果を得るために「アナログとデジタルの両方」からサポートしていきますと締めくくりました。