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メッセフランクフルトがアジア市場進出30周年を記念

2017/08/31

ドイツ・フランクフルトに拠点を置き、777年の歴史を誇る国際見本市会社メッセフランクフルトは、1987年にドイツ国外で初の事業となるファッションテキスタイルの国際見本市「インターストッフ・アジア」を香港で開催しました。その後、当社は数多くの見本市をアジア地域で開催し、2017年10月にアジア市場進出30周年を迎えます。

ドイツ・フランクフルトに拠点を置き、777年の歴史を誇る国際見本市会社メッセフランクフルトは、1987年にドイツ国外で初の事業となるファッションテキスタイルの国際見本市「インターストッフ・アジア」を香港で開催しました。その後、当社は数多くの見本市をアジア地域で開催し、2017年10月にアジア市場進出30周年を迎えます。

メッセフランクフルトは、香港や中国本土での事業拡大に伴い1994年にメッセフランクフルト香港を設立しました。設立当時は従業員が10名以下でしたが、現在ではアジア本部として同地域で700名近くまで拡大し、アジア地域での見本市などのイベントも3本から70本を開催するまでに至りました。開催イベントの中でも、国際アパレルテキスタイル&アクセサリー専門見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」や、世界18都市で展開されている自動車部品・アフターマーケットの国際見本市「アウトメカニカ」のうち、フランクフルト開催に次ぎ2番目の規模を誇る「アウトメカニカ上海」などは、業界をリードする見本市として広く知られています。

メッセフランクフルト 執行役員であり、メッセフランクフルトアジアホールディング代表取締役社長のステファン・ブールマ(Stephan Buurma) は、香港を皮切りとした事業展開がアジア地域でのビジネスの発展に貢献した理由として、香港と中国本土との距離が近い立地メリットがあること、香港は法制度が完備され金融システムのメリットも高いことに加え、メッセフランクフルトが持つ見本市開催のノウハウが基盤にあったことなどを説明しています。

1987年~2017年:東アジア地域でのメッセフランクフルトの変遷

1987年 メッセフランクフルトがアジア地域で初となるファッションテキスタイルの国際見本市「インターストッフ・アジア」を香港で開催
1990年 東京にアジア地域初の子会社となるメッセ・フランクフルト株式会社(Messe Frankfurt K.K.)を設立
1994年7月 香港と中国本土での事業拡大により、メッセフランクフルト香港(Messe Frankfurt (HK) Ltd) を設立
1995年 ヨーロッパでの見本市における台湾企業の参加数増加に伴い、メッセフランクフルト香港の支店を台北に開設
1995年10月 中国本土では初となる「インターテキスタイル北京」を開催。中国国際貿易促進委員会の繊維産業支部と共同開催し、今も続く協力関係の発端となる
1996年 香港で文具・紙製品の見本市「ペン&ペーパー」を香港貿易発展局の協賛により開催。2001年に「香港インターナショナルステーショナリーフェア」に改称
2000年 メッセ・フランクフルト(株)とメサゴ・ジャパン(株)が合併し、メサゴ・メッセフランクフルト(株)を設立
2002年3月 中国本土における見本市事業の拡大と、合弁会社や提携関係の拡大に伴い、メッセフランクフルト上海を開設
2003年5月 メッセフランクフルトが北京に事務所を開設。フランクフルトや世界中の見本市に出展する中国企業が増加し、サポート体制を完備
2005年10月 メッセフランクフルトが広州光亜展覧貿易有限会社(Guangzhou Guangya Exhibition Co Ltd) と合弁会社である広州光亜メッセフランクフルト有限会社(Guangzhou Guangya Messe Frankfurt) を設立。その後世界で2番目であり、アジアでは最大の「広州国際照明展」の運営者となる
2009年
メッセフランクフルト香港がMesse Frankfurt New Era Business Media Ltd (台湾)を子会社化。台湾を拠点にセキュリティー関連の見本市、カンファレンスを実施しウェブメディアや雑誌を運営・発行
2013年 Messe Frankfurt New Era Business Media Ltd が上海に子会社を設立。セキュリティー関連事業の強化と中国本土市場を対象とするサービスを拡充
2014年 メッセフランクフルト香港と Guangdong Toy Association (GDTA) が合弁会社Guangzhou Li Tong Messe Frankfurt Co Ltd を設立。「トイ&ホビーチャイナ」や「ベビー&ストローラーチャイナ」を広州で運営

東アジア地域におけるCSR活動を強化

メッセフランクフルトはアジア地域での見本市ビジネスを順調に成長させながら、香港や中国本土、日本において各種CSRプロジェクトを通じ、社会問題に対する課題解決の普及啓発も行っています。

2017年3月に四川省で植林イベントである「CAPAS植樹節」を実施し、同省の文化発信とエコロジーの促進に貢献しました。また、同年6月にステーショナリー専門見本市「ペーパーワールドチャイナ」の企画・運営チームが、雲南省で発展途上地域を訪れ、学習用品を提供しました。雲南省の政府系団体の後援や「ペーパーワールドチャイナ2017」の出展者の協賛により、学習机や椅子、寝具やテレビセットなどを含め、640,000人民元(約10,480,000円)相当の生活必需品が提供されました。

楽器と音楽ビジネスの国際見本市「ミュージックチャイナ2016」では、100名の自閉症の子供たちに向け、音楽療養士のサポートのもと知覚体験ゾーンが特別に設けられました。また、音の出る絵本などが江蘇省、浙江省、上海の7箇所の児童学習センターに寄付されました。さらに中国広西チワン族自治区トン族に「ペーパーワールドチャイナ2016」の出展権を提供。会場では、伝統的な裁縫技術や工芸品が紹介されました。

また、メッセフランクフルト香港は2007年から、香港にある主要慈善団体に対し毎年200,000香港ドル(約2,790,000円)を寄付しています。2008年には300,000人民元(約4,900,000円)を中国赤十字社に寄付し、寄付金は四川大地震の遺族の支援に充てられました。また、癌予防や治療のための募金を目的としたウォーキングマラソン「Stride for a Cure(2012)」や、高齢者を対象とした自宅訪問プログラムなど、

NGOの支援を通じてワークライフ・バランスを促進するボランティア活動にも関わっています。
2009年以来、「インターテキスタイル上海ホームテキスタイル」では、中国と欧米の文化交流や無形文化遺産が紹介される特別展示エリアが設けられ、家庭用織物と工芸品が展示されています。

環境問題へのアプローチとしては、2013年より香港の「エコ・エキスポ・アジア」を展開。さらに、よりニッチな産業分野である建物の空調・浄水設備、テキスタイル・アクセサリー製造におけるサステナブルな技術や、電気自動車や自動車部品の再利用等をテーマとしたイベントを開催し、環境負荷低減の重要性を発信しています。

日本においても、2011年の東日本大震災と2015年熊本地震などの大きな災害時に、日本赤十字社や被災自治体に対し、寄付金を送付するなど支援を行っています。